iPhone修理業者が増えた背景と現状
最終更新日 2024年12月25日 by alaala
近年は小さな子供を除き、全員ではないものの国民1人1台の携帯電話を持つようになっています。
以前は携帯電話を販売するところはドコモ・au・ソフトバンクの大手3社でしたが、その後他に様々な参入して格安スマホを発売し始めました。
さらに政府から携帯電話の料金を安くするという指示もあったことから、格安スマホを販売する店舗がどんどん増えてきています。
それに伴い、大手3社から格安スマホに変更する人や新たに携帯電話を持つ人がさらに増えています。
iPhoneを持つ人の割合が多くなってきている
そしてガラケーといわれる従来の携帯電話ではなくスマホが主流となり、スマホにもandroidとiPhoneの2種がありますが、iPhoneを持つ人の割合が多くなってきました。
androidはメーカーや機種が多くて豊富な選択肢があることはメリットですが、機種が多すぎると店頭にカバーやアクセサリーなどが置かれていることが少なかったり、種類によって使い方が異なるのでわかりにくい点はデメリットとも言えます。
一方iPhoneはメーカーはアップル社のみで、購入価格も安価ではありません。
しかし機種は進化はしていき新しいシリーズは発売されていくものの、androidほど種類が多くありません。
そのためカバーなどを購入したいときに店頭で購入しやすいことがメリットです。
それにandroidより多くのデータ保存量を持つので、たくさんの動画や写真を撮って保存することもできます。
iPhoneの修理について
これらの点からiPhoneの需要が増えているのですが、持つ台数が多いほど故障の確率も高くなり修理の必要性が高まります。
しかしiPhoneは大手3社をはじめ携帯ショップで購入することができても、修理となるとアップル社に依頼をするしかありませんでした。
購入先に持って行って代替え機を貸し出してもらい購入先からアップルのリペア工場に送ってもらうか、自分でリペア工場に送るかのどちらかになります。
iPhoneを持つ人が多くなるにつれ、リペア工場がいっぱいになり修理をして返却するまでの期間がどんどん長くなってしまいます。
そこで多くの業者がiPhone修理をはじめスマホ修理業に乗り出してきたのですが、それらの業者がみな適正に修理をしているかどうかの判断がつかないほどになってきたのです。
不正な修理をした後でスマホからの火災などの事故が発生する危険性が出てきたり、電波法に則っていない状態で改造されたりしていたら違法になるなどの懸念が高まってきたのです。
登録修理業者制度
違法なスマホを使うと、その利用者も法律違反者とみなされます。
電波法に準拠して作られた製品には「技適マーク」がつけられるのですが、メーカー以外の業者が修理をしても技適マークが付けられていました。
そこで政府は平成27年に、総務省に業者登録をして電波法に則った修理をするならスマホ修理業を行っても良いとされる「登録修理業者制度」を制定しました。
そのため総務省に登録しているiPhone修理業者なら、電波法に違反をすることがなく適正に修理が行われるので、安心して依頼ができるということです。
業者が総務省に登録をするには、所定の書類を提出するだけでなく手数料もかかります。
その費用は申請の場合は50,700円、変更登録の場合は19,000円です。
アップル社以外の業者でも安心して依頼ができる
このように総務省に登録をし、駅前や大型商業施設などで「総務省登録修理業者」と掲げてiPhone修理を行う業者が増えてきました。
かつてはアップル社でしか安心して修理に出せませんでしたが、「登録修理業者制度」ができてからは、アップル社以外の業者でも安心して依頼ができるようになりました。
アップル社ならリペア工場に送ってから作業をして返却されるまで時間がかかりますが、街中の業者なら早ければ15分ほどで作業が完了します。
お客さんの目の前で作業をするところも多いので、どのように行われているのか自分の目で確認することができます。
また予約なしで急に持って行っても対応してくれる店舗も多いので、故障をしてもすぐに復帰して使うことができるようになります。
バッテリー交換やガラス交換、水没復旧や液晶の修理など対応する修理は各業者の店頭やホームページで確認することができます。
修理後交換した部品が原因で何らかの不具合が起きた時に無料で直せる無料保証がついていたり、価格が安かったりとそれぞれの業者に特徴があるので、ホームページで事前に調べておけば少しでも価格の安い所、安心して任せられる業者を決めておくことができ、いざとなったときにすぐに決めていくことができます。
まとめ
特にスマホ以外にホームページを閲覧できるデバイスを持っていない方には、自分に合った修理業者を事前に調べておくことが勧められます。
スマホを購入するとき、androidとiPhoneのどちらを選べばよいか迷うこともあるでしょう。
どちらにもメリットデメリットがあり機能や動作速度などもあまり差はありませんが、近隣にiPhone修理業者があるかないかを選択条件に入れて考えることもできます。