純金積立と他の投資の比較
最終更新日 2024年11月9日 by alaala
純金積立は希少で腐らず価値ある輝きを放つゴールドを積立てるもので、通貨や株式のように価格が大きく変動したり、価値がなくなる心配がないのがメリットです。
この積立商品は有名なところでは株式会社ゴールドリンク、金属メーカーや地金商、証券会社などで取り扱っており、月々数千円程度で始めたり続けられるのが魅力です。
金地金や金貨などの購入は、まとめて購入しないと手数料が高くつくので、その点少額ずつ購入できる積立は手軽で現実的です。
純金積立は購入も積立も任せられるので金庫は不要
また、自分で購入すると保管が必要になりますから、盗難や紛失に備える対策も必要になります。
金庫を購入したり防犯カメラを設置するとなれば、当然ながら追加のコストが発生します。
確かに、ゴールドを手元に置いておける金地金、金貨は魅力的ではありますが、その分なくさないように気を張ることになるでしょう。
純金積立は購入も積立も任せられるので、金庫は不要ですしなくす心配もないです。
投資信託は証券会社や銀行が販売しており、盗難も紛失もないのが魅力的です。
ただ、積立と違って現物に交換してゴールドを引き出すことができないので、将来的に積立てたゴールドを金地金などに替えたい人には不向きです。
投資信託はプロが運用を行いますから、ゴールドを積立てるだけと比べれば利益に期待できるでしょう。
勿論、運用が上手くいくかどうかは分かりませんし、利益が増える可能性もあれば減ることもあり得ます。
思いの外管理費用のコストが高めというデメリットがありますから、投資信託は便利ですが、投資方法としての旨味はそこそこです。
金ETFとゴールドリンクなどの純金積み立ての比較
近年は金ETFが注目を集めていますが、これは上場投資信託という商品に分類されます。
管理手数料が低めなので運用コストを抑えられますし、証券口座などで管理できますから、把握しやすく運用も行いやすいです。
ただし、純金積立と違って自動的に積立てる形にはならないので、自分で運用状況を把握したり手続きしなければいけないのはネックです。
金先物やCFDは相応にリスクがありますから、安定性を求めるなら積立の対極に位置します。
とりあえず投資を始めたいのであれば、少額で始められて自動的に運用できる積立が狙い目です。
盗難、紛失のリスクはないですし、年会費なども殆ど掛からないか無料も多いですから、資金が限られていても始められるでしょう。
株式投資との比較
株式は企業の経営状況を確認したり、将来性などを判断して選ばなければいけないので、銘柄を決めるだけでも大変です。
しかも、購入のタイミングも見計らう必要があるので、投資の経験がなくて知識の自信もないとなればリスクばかりです。
配当や株主優待などのメリットは存在するので、株式にも優位性はありますが、言うまでもなく会社倒産という最大のリスクは無視できないです。
経営実績のある大企業は株価が高めだったり、単元株数が大きめに設定されていたりするので、大きめの購入資金が必要でハードルが高くなります。
FXは為替について理解することが不可欠ですし、国内経済だけでなく世界に目を向けて、国際的な動きを把握したり変化を捉えなくてはいけないのが厄介です。
純金積立もゴールドの価格は国際的な経済動向によって変化しますが、FXほど複雑ではなく、需要が高まれば供給次第で価格が上がります。
有事で人々が不安に陥る場合も価格が上がりやすい
それから、有事で人々が不安に陥る場合も価格が上がりやすいので、そういう状況を想定して購入すれば、もしもの時の安心が得られます。
仮想通貨は比較的新しい投資商品ですが、評価が定まっておらず価格変動が大きいのがメリットでもありデメリットにもなります。
メリットはやはりハイリスクハイリターンが狙えること、デメリットは損失が大きくなる可能性があることです。
リスクを負って利益を狙うのもありですが、それではまるでギャンブルと同じです。
仮想通貨の行く末は誰にも分かりませんし、もし現在の状況がバブルだとしたら弾けた時に暴落、損をすることになり得るでしょう。
純金積立は、大昔から人々に愛されてきたゴールドが投資商品で、持っていればそれだけで資産や将来に利益をもたらす金の卵になります。
1年2年で倍増は無理ですが、10年単位で気長に保有を続ければ、いずれ資産に余裕が生まれたり老後の資金が手に入ります。
投資は運用を積極的に行った方が利益を得やすいので、純金積立は他の投資方法と組み合わせて運用するのがおすすめです。
株式は勉強して始めれば安全に資産を増やせますし、投資信託や個人向け国債など、比較的安全で利益が望める投資商品はまだまだあります。
まとめ
利益が出てある程度貯まれば不動産投資も検討できますし、不動産を含めて他の選択肢が増えます。
逆に駄目なのは、リスクを知らずハイリターンばかりに気を取られてハイリスクな投資商品に手を出したり、守りに入り過ぎて利益が殆ど出ない状況です。
金は価格が安定しているので、損失を不安視することなく買いやすいのは確かですが、それは利益が出にくいことも意味します。
有事が起これば話は別でしょうが、有事に期待して購入するのは間違いですし、より確実な利益を求めるならゴールドを含めた分散投資が正解です。